子どもたちが11月の農業体験で自ら収穫したさつまいもを使い「冬の調理実習」を12月13日に開催しました。土に触れた体験が、食への興味や学びへとつながるひとときとなりました。
畑で育て、掘り、調理し、みんなで食べる。
「食べること」「つくること」を改めて実感する時間になりました。

調理実習概要
- 日程:12月13日(土)
- 時間:11:00〜17:00
- 会場:榎町地域センター(東京都新宿区早稲田町85番地)
- 参加費:無料
中高生を中心とした8名が参加し、
畑で収穫した食材が料理になり、食卓に並ぶまでを体験する一日となりました。
「できるか不安」から「できた!」へ変わる時間
今回の調理実習では、
切る・混ぜる・炊く・焼くといった工程を、
参加者同士で役割分担しながら進めました。
料理に慣れていない参加者も多く、
炊飯器でお米を炊くのが初体験の子もいました。




今回みんなで作ったメニュー
お昼ごはんとスイーツの両方に挑戦しました。
- さつまいもクリームシチュー
- 鮭のホイル焼き
- スイートポテトパイ
- さつまいもスコーン
「次どうする?」「これお願いしていい?」と声を掛け合いながら、
自然と協力して動く姿が見られました。


参加者の声から見えた“学び”と“食”の実感
調理実習後には、こんな感想が寄せられました。
- 『みんなでご飯を食べた時間が一番楽しかった』
- 『炊飯器でお米を炊くのは初めてでドキドキしたけど、ちゃんと食べられて安心した』
- 『作ったことのない料理の作り方がわかったので、家でもやってみます』
- 『集団の中で、その時々に合った動きをする大切さに気づいた』
料理そのものだけでなく、
協力すること・段取りを考えること・一緒に食べることが、
参加者それぞれの学びにつながっていました。
今回使用したさつまいもは、
11月の農業体験で自分たちが畑で収穫したものです。


- 『さつまいもがすごく甘くて美味しかった』
- 『満ち足りた気持ちになりました』
といった声もあり、
“自分で収穫した食材を調理して食べる”経験が、
食への実感や感謝につながっている様子が伝わってきました。
ゆめいくコメント
畑の土に触れ、
自分の手で掘った食材を、
調理して、
みんなで味わう。
この一連の体験は、
料理技術を身につけること以上に、
『自分でもできた』『仲間と協力できた』という
小さな成功体験を積み重ねる時間だと感じています。
ゆめいくでは、
こうした体験を通じて、
子ども・若者が自分自身に目を向け、
一歩踏み出す“きっかけ”をつくっていきたいと考えています。
今後の展開。ゆめいくの活動継続のために
ゆめいくでは、
「机に向かうだけが学びではない」という視点から、
農業体験や調理実習など、
体験を通じた学びの機会を継続的に実施しています。
こうした活動を続けていくために、
皆さまからのご寄付・ご支援を受け付けております。
子ども・若者たちの“やってみたい”を支える活動に、
ぜひご協力をお願いいたします。

